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四季の変化を想像しながら作ってます
「庭を造る時に、植えるときは気持ちは入ってるし、中庭の柿の木が夏になってどうなるとか、想像しなら周りに植える
ものも考えなくちゃいけないし、やっぱり今は緑が軽い感じだけど、夏や秋になると違った風情になってきたり、四季の
イメージですね。そこらへんはある程度造っていかないないと。」「手入れはそこの人(入居者)がやるわけじゃないから、
一年に一回剪定するとか出てくるし、初めは見に行かないと。手間をかければかけるほどよくなるだろうし、だからそこ
らへんが個人の庭と集合住宅の庭は違うだろうし、こうやってくださいね、って個人の人は一緒に相談して決められるけ
ど、そうもいかないから、そこは考えないといけないですよね?柿は落ち葉も落ちるだろうし、たぶん入居者にとっても思
い出の柿になるだろうし。(笑)」あの柿は当初東側の道路に植えてありました。中庭に移動して、格好よく植えなおして
もらい、風情のある柿に変身したと思います。そんな造園のセンスや技術に驚き、奥の深い世界なんだと改めて思いま
した。小田原植木さんでも様々な素晴らしい植木を見せてもらい、人工的なもの、自然なもの、その両方に植物や木の
命の素晴らしさを感じて、緑のいいものを貰ってカブさんと二人感動して帰ってきたのはいい思い出です。
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もっと深い所で緑の表現ができたらいいかなあ
カブさんのこれからの活動の抱負は?「子どもだけじゃなくて、大人も含めてですね。だから作品的にもそんな感じだし、
種のガチャガチャも子どもが植物に興味を持ってくれるといいなと思って、教室に置いてるし」「園芸の世界は奥が深い
からこの世界に入ると本当に。この1、2年には特にいろんなものを見たりとか、いろいろと首をつっこんでみようと思うし、
小田原植木の近藤さんという方も面白い方だったし、前に行っていた造園屋さんも革新的な変わった考えたかというか
進歩的な考え方持っているので、もっと勉強させてもらおうかと考えてるし、もっとちゃんと深いところで把握できていな
がら、緑の表現をできたらいいかなと。そうじゃないと目先の事とか流行に操作ちゃったりするし」「やっぱり木がどのく
らい成長するのかも把握してなくちゃいけないし、今まで草のことは沢山やっていたけど、木ものはまだまだだから、も
っとどんどん勉強していかないと、やっぱり経験値ですね。(笑)」
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緑の教育力
大人や子どもを含めたワークショップの活動や、立体作品というアプローチからの庭のデザイン。木や自然の力と対話し
つつその魅力を引き出し、新しい庭の提案をしていくカブさんは、繊細なグリーンフィンガーとしての一面と、造形教室で
の子供の良さを導くおおらかさが魅力の人です。
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