ピンク四角ボタン賃貸集合住宅「はくれん舎」  建築家村山雄一氏設計 

ピンク四角ボタン小田原市蓮正寺に2005年7月完成予定

ピンク四角ボタン現在賃貸住宅入居者募集中
無垢の木と里山のような集合住宅




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この集合住宅「はくれん舎」を設計した建築家の村山雄一さんを知ったのは、
埼玉県飯能市にある公園、「あけぼの子どもの森」の建物を見てからでした。
その建物は今までに見たこともない不思議な形で、家の中は曲線で構成され、
屋根には草が生え、内部は1階と2階の境界があいまいな、どこか洞窟を思わせる作りでした。
建物の内部に何か楽しめるアトラクションがあるわけでもないのに、子どもは楽しそうに建物の
中で遊び、 大人は逆にゆっくりとくつろいで天井を仰ぐ。大人と子ども、その対照的な楽しみ方
は強く印象に残りました。 建物に入ると不思議なことに自然とリラックスして、穏やかな気持ち
になります。 普段の私達は既存の住空間に無理やり自分自身の感覚をあわせているのでは?
と疑問が湧きました。
自然な気持ちで自分の心や身体がリラックスできる空間.....。「こんな素敵な空間に住め
たらいいな。」 それが「あけぼの子どもの森の一連の建物」初体験の感想でした。そのときは
まだ村山雄一さんのお名前も知りませんでした。 素敵な空間は数あれど、建物に入って穏や
かな気持ちを感じたことは強く印 象に残りました。 その後、雑誌に細長い長方形の木造住宅
が紹介されていました。シンプルで、それで いて暖かい台所やリビング。 どこか懐かしい感じ
がするその建物の設計者を見ると「村山雄一」と書いてありました。後にその細長い長方形の
住宅と 「あけぼの子どもの森の建物」の設計者が同じだということを 知るのですが、曲線な建
物と長方形な建物、相容れないイメージのようですが、 不思議なほど共通している雰囲気が
ありました。

大きなブランク2 その要因は、家の素材に新建材を使わない床板は足に優しい無垢素材
シックハウスの原因になるビニールクロスを使わないで壁は人体に有害な化学物質を発
しない昔ながらの土壁など、 呼吸する家づくりを大事にし、日本の風土に根ざした木造住宅の
良さを生かし、人が真に気持ちよく思える空間作りを目指しているからだと判りました。
集合住宅を建てることになって設計をお願いしたいと真っ先に頭に浮かんだのは、村山雄一さ
んでした。 「あけぼの子どもの森の建物」ではしゃいでいた子どもや、くつろいでいた大人のよう
に、 「入居する方々の心や身体が穏やかな気持ちになる集合住宅を作りたい。」
そんな思いからこの集合住宅の企画は歩みだしました。 流行廃りで住宅を作るのではなく、自
分が信じた空間作りをして確かな評価を得てきた村山雄一さんと、 「気候風土に根ざした
境共生住宅
を作りたい」という小田原の職人集団「あしがら職人(つくりて)の会」の皆さんと
の出会いがあって、 この集合住宅は生まれました。